セイバー社の「純粋二酸化塩素製水装置」

使用実例
水の消毒方法の比較表
ClO2 Comparison vs. Other Sanitation Methods
                                                                             
  
細菌の生物膜内に浸透し完全殺菌。 効果高く環境に低負荷、 コストメリットも・・・・・水産加工工場や漁港の競場の床洗浄には最適です。

純粋二酸化塩素の殺菌能力は、通常の塩素の2.6倍と非常に高い能力を示しています(*図表)。
細胞内まで二酸化塩素が浸透し細菌を死滅させます。 これは通常の塩素系製剤にない能力で、レジオネラ菌にも有効です。 日本では水産加工工場や漁港の競場の床洗浄などに使用されており、本装置で製水した二酸化塩素水と混合した海水からはほとんど菌が発見されていません。 また、トリハロメタン等の有害物質が一切生成されず、人体にやさしい殺菌水という点でも注目されています。 この純粋二酸化塩素水は米国において飲料水の殺菌に使われているように安全で経済的な殺菌剤です。
■殺菌効果と大腸菌群を指標とした時間

濃度
殺菌に要する時間
二酸化塩素
10ppm
3log
99.9%殺菌
2.4分
有効塩素
10ppm
3log
99.9%殺菌
5分
二酸化塩素
10ppm
4log
99.9%殺菌
4.8分
有効塩素
10ppm
4log
99.9%殺菌
15分




■安全性に対する公的認定

機関
認定内容
JECFA(国連食品
添加物専門委員会)
ADI(人体摂取許容基準)
A1クラス認定
FDA(米国食品医薬
局)
食品添加物、医療用消毒
医療機器消毒使用認可
EPA(米国環境保護
局)
飲料水、工場廃水処理、
環境浄化用に使用許可
USDA, FSIS(米国農
務省、食品安全検
査局)
食品、食肉消毒使用認可
HACCP(米国食中毒
予防計画)
食中毒発生危険度の高い
食肉消毒に公式採用
厚労省、産業省(日
本)
飲料水の酸化・消毒、小麦粉の漂白、 プール、公衆浴場水消毒、
一般抗菌、消毒に使用許可、消毒法及び毒物劇物取締法ー指定
他諸外国
多くの国が飲料水、医療用、
食品添加物として使用を許可

 ■特徴
 二酸化塩素は、塩素と同等以上の殺菌力がある。
 水中での残留性があるので、微生物を効率よく消毒するための残留値をモニターすることができます。 二酸化塩素の殺菌力は、通常の
 上水処理で起こるpH、水温の変化にほとんど影響を受けません。 また、pH10以上の弱アルカリ域でも、殺菌力があります。 二酸化塩素
  は、プラント内の藻、バイオフィルムなどの成長を抑制するので、これらが原因の異臭味問題は起こらなくなります。 
  また、ろ過器も詰まりにくくなるので運転期間が長くなります。

  異臭味の原因となる物質を分解する。
  供給水の貯留またはプラント内の繁藻によって生じる生臭さ、泥臭さ、カビ臭の除去に効果があります。

  発生装置の操作、保守が簡単。
 オゾンやUVの発生装置に比べて、設備費用が安価です。 既存の設備を大幅に変更することなく、処理工程に追加できます。 ランニング
  コストは、二酸化塩素の使用条件によって変動します。

  トリハロメタンや有機塩素化合物をほとんど生成しない。
 トリハロメタンの前駆物質であるフミン酸やフルボ酸と反応しても、トリハロメタンや有機塩素化合物を生成することはほとんどありません。 
  実験では、二酸化塩素処理で生成したトリハロメタンは、塩素処理の1/100。 アルデヒドの生成量は、塩素処理の場合と同程度でしたが
  オゾン処理より少なく、有機臭素化合物の生成量は、塩素と同程度で臭素酸は生成されません。

  アンモニアとは反応しないので、クロレラミンを生成しない。
 塩素は、置換作用によってアンモニアからクロレラミンを生成しますが、二酸化塩素は生成しません。 クロレラミンの魚毒性は、遊離塩素
  よりかなり高くなっています。

  フェノールを分解する。
 フェノールに対して二酸化塩素過剰の条件下では、反応生成物は、パラベンゾキノンとマイレン酸、シュウ酸になります。 フェノール過剰の
  条件下では、クロロフェノールが生成されることがあります。

  純粋二酸化塩素製水装置の全体図




  ■用 度
  ●水産加工工場  ●漁業協同組合  ●医薬品製造  ●卸売市場  ●上水  ●下水 ●スイミングプール  ●循環水の微生物抑制  
  ●有害廃棄物処理etc.


  ■仕 様
供給水
このシステムは、二酸化塩素の原料薬品を反応させるのに必要は真空状態を
つくるために、水圧70PSI(483Kpa), 5GPM(19L/分)の水が必要。
二酸化塩素の
生成量
システムが、1日に生成できる二酸化塩素量は、最大140ポンド(63.5g)です。
二酸化塩素の生成量は、原料薬品の流量を調整することによって増減することができます。
電力
240V/50 - 60Hz, 7Ω
安全装置
各種原料薬品の供給ラインには、チェックバルブ(逆止弁)とソレノイドバルブ
(電磁弁)が組み込まれています。 また、バッチタンク内には、オーバーフロー防止スイッチが取り
付けてあります

  ※各システムの詳細な仕様については、システムによってそれぞれ異なります。
  上記の仕様は標準的なものです。 また、配管工事を施すことにより、システム1台で、施設内のあらゆる場所の殺菌が可能になります。


  ■採用実例 / 参考情報

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